SAKAKIHARA

瀬戸内国際芸術祭2025春② 誰もいない

日々のこと

行きのフェリーはガラガラで、上陸しても静か。

瀬戸内国際芸術祭は、直島と豊島だけが賑わっているのか?

普通自転車は500円でしたが、贅沢して電動アシスト付き自転車1500円をレンタルしました。

フェリー乗り場でもらえる本島アートMAPを広げ、行きたい所をチェック。

寄り道したい所を〇で囲み、ルートも決めた。

年寄の墓?

なんか「姥捨て山」みたいに気の毒な名前じゃな。

誰しもが通る道なんじゃけ、おじいさんとおばあさんも大切にしてよ~。あまりにかわいそうで、若干滅入る気持ちで出発。

作品「咸臨丸の家」

アート作品を見ようと思って来たのに、なんで作品の前に自転車停めるかなー。うちの子は。

壁に貼られた板の一つ一つがとても美しい

建物の中は見られなかったけど、外からだけでも芸術に浸る。

これが年寄の墓。

もっとボロボロの墓石かと思ってた。結構でかい。

なんだかずいぶん草ボーボー。みんなここ通らないのかな?どこを通っているんだろう。

周遊バス?そもそも自転車で回る人は少ないのか?

重要文化財の観音菩薩もある正覚院を目指し、山道を登ります!!

アシスト自転車でしたが、なかなかのポンコツに当たり、こいでもこいでも、思うようには進まない。

カラカラカラカラと空回り。シフトを切り替えても、同じ。

車輪の中を走るハムスターみたいです。

途中、正覚院に通じる山道を見つけたので、自転車を置いて、歩いて上がることにしました。

だけど「極楽(しあわせ)の路」は、コーンが置かれロープが張られている。通行禁止なのかな。

子どもは自転車を置いて、歩いて坂道をあがりましたが、私はあきらめません。

だって帰りは風をきって下りたいもの。

結構急な坂道を立ちこぎするオバサン1名。なんの修行なんだか。

右へ左へふらふらしながらも根性で乗り越え、なんとか到着。

ここが丸亀で一番古いお寺か。

それにしても人の気配がない。島の神社なんてそんなものかな?

お寺側からの山道には、何も注意書きがないので、子どもは山道を下りていきました。

私は1人風をきって気持ちよく下りるつもりでしたが、あまりに急坂のため、かなりのブレーキが必要。

ところがポンコツ自転車、ブレーキも甘い。渾身の力でギュッと握っても前に進むんです。

結局この日一日、下り坂のたびに、握力を鍛える時間となりました。

あと、ベルも不調で、少しの段差でもリンリンリンリンとベルが鳴り続けます。

あまりにポンコツ具合に可笑しくなってきます。

次に向かったのは石切丁場跡

「駐輪場」と記された草むらに停めようとして、自転車と共に子どもが転倒。

全然車も来そうにないので、道路の端に駐輪。カギをかけるのも、やめました。

石切り場は日本遺産だそうです。

山の中、ずいぶん深い場所にあるようだけど、行かない選択肢はありません。

レッツゴー

わおっ!こんな大きな石を運び出すのは、さぞ大変だったことでしょう。

ここの石は大坂城で使われたらしい。

わざわざ瀬戸内海のまん中から持って来させなくても、どっかに適当な石はなかったんかいな。

そういえば本島には、やたらとシャクトリムシがいました。

鳥の鳴き声もあまり聞こえてこなかったので、虫には住みやすい場所なのでしょうね。

次はアート作品を目指します

海が見えてきたー

誰にも会わずに島を散策すると、頼りになるのは地図だけで、それがまた特別ワクワクするのです。まるで無人島なのだ。

本島は、大人も冒険できる場所、とびきり贅沢な島でした。

冒険をしようと思って来たわけではないけど、こういうのってとても楽しい。

来られるなら、気候の良い春と秋が狙い目ですね。

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