実家を離れた今も大好きな地元の「はねおどり」
「ふくやま観光写真コンテスト」に応募したくて、カメラではなく、iPhone持ってやってきました、豊姫神社に。
iPhoneで写したのなんて無理じゃ!とのお気持ちお察しします。私も同じ気持ちです。
でも募集要項には、「スマホでの撮影OK」と書いてあるのです。
「はねおどり」は12時頃豊姫神社に戻ってくると聞き、11時半から待機。
まず朝日子ども会(七日市上・古市町内会)が奉納に戻ってきました。

続いて三日市子ども会
うち(実家)の町内会です♪
一年に一度、この日だけは早朝からお化粧をし、法被を着、神辺小唄に合わせて踊りながら町内を練り歩きます。
休憩タイムが1度だけ設けてあり、その時配られる三角のコーヒー牛乳とヤマザキパンが嬉しかったことを覚えています。それと最後に受け取るご祝儀の500円は、価値ある特別なお金のように感じたものです。

でも今は、踊りから神輿へと変わり、当然それに合わせ曲も衣装も違っていました。
神辺小唄さえ流してくれれば、私は今も踊れるはず。体にしみついているのです。
祭り前になると小学生は、17時半から近所の商店街の空き地に集合し、踊りの練習をする。暗くなっているのに、友達と集えるあの楽しさは、秋祭りだけの特別な時間です。
三日市町内会は商店街を有しており、街灯がたくさんあり、買い物客が行きかい、安全が保たれていたからこそですね。

12:20早王(はやお)町内会のはねが神社に到着。
前日の夜と、当日の朝も早くからはねているのです。きっと、クタクタのはずですが、大勢の人に見守られ、鬼も太鼓も鐘も、一層気合が入るのが伝わります。
神社へは後ろ向きに入場。これ伝統。
足元に気をつけながら進みます。アキレスけんも丈夫でなければ、はねおどりの主役にはなれません。

早王のはねは、大人と子ども、2つのチーム(この言い方が正しいとは思わないけれど)が編成されているので、まず子どもの奉納から。
私の横に立っているのは、大人の鬼。「よし、ガンバレ」とか「うまいぞ」とか、あたたかい言葉を飛ばす姿に、胸が熱くなりました。

続いて、大人。

三日市と、早王では、リズムはだいたい同じですが、踊りが違う
お面も違っていて、三日市は「鬼」だけど、早王は「般若」ではないかと思う。

一曲1分の踊りが5パターンあるので、ここでは一気に5分踊り続けるわけですが、しんどさを見せない太鼓も素晴らしいのです。

ふと後ろを見ると、おもちゃのバケツを太鼓に合わせて叩いている子がいました。
筋がいいのよ。筋が。数年後には早王で太鼓デビューするのかもしれませんね。

そして早王の鬼は、奉納をした後も、はねながら早王町内会へと帰っていきます。
後半戦、がんばってください。

こちらが、わが町内会(三日市・後町)の鬼、入場~。
衣装も素敵でしょう♪ほれぼれします。

数年前から加わったキツネ。
ふさふさシッポがええのですよ。

大人ばかりですから、迫力があります。
青鬼3体、赤鬼3体、それぞれ対になってはねますよ。

昼間はこうして、美しさや躍動感にも目を向けることができますが

前夜、町内の軒先でのはねは、また全然違った趣があります。

趣だなんて、大人っぽい言葉を使いましたが、子どもの頃は夜のオニは誰だって怖い。
小さな子供たちは、たいていみんな泣いています。

私ももちろんその一人。しかもオニの中の人は、同じ町内の人。つまり近所のおじさんばかり。
鬼は分かっているのです、どの子が、どこの家の子か。

特にうちは商売屋でしたから、家の事情も周知のとおり。私を泣かせようと、鬼は次々と姿を現わします。
今思えば、ある意味特別待遇と言えなくもない。
たしかに鬼は怖がらせてなんぼだと今なら分かる。

あるとき気が付きます。
大泣きする幼い私を、平気で鬼に差し出すような薄情な家族といるより、隣の家の風呂場に逃げ込む方のが正解だと。幼いなりの作戦でした。

でもある年、ついに隣の家の人にまで、鬼に差し出されてしまいました。
隣のおじさんは、「おーい、こけぇ、子どもが一人隠れとるど」と言って、風呂場のフタを開けてしまったんです。
大好きだった隣のおじさんにまで裏切られた気持ちになり、泣き叫びましたが、今考えてみたら、風呂にお湯も張らず、私が逃げれるスペースをちゃんと確保してくれていたこと、大変ありがたいです。
今となっては、優しさしや愛情しか感じません。

さてこの中に、写真コンテストに応募できるような写真はありましたか?
ないですよね。一眼レフだiPhoneだとか関係なく、どこをどう撮るかが重要なんですよね。
あ~、ダメかぁ。写真好きの友人たちに、特訓願おう。
夜の鬼の迫力をご覧ください。※1:45~2:10までは、私の実家前の映像です

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