SAKAKIHARA

イザナミに会いに比婆山へ②花と、雪と、危険なアイツと

山歩き

たくさんのお花がお出迎え。

山野草ファンにはメジャーな花かもしれませんが、私ははじめて見るものばかり。

名前もその場で調べます、ほんと便利な時代ですね。

「ヒトリシズカ」 名前がベリーグッド。

同級生に、静かでないシズカちゃんがいるのですが、当然彼女の話題にもなりました。

あっシズカちゃん、もしこのブログ見たら、本当にごめんだけど、あなたのいい所は賑やかなところです。

「イカリソウ」

山で出会う花は、こうやってうつむいて咲く花が多く、恥ずかしそうなその感じがまた魅力的だったりするんです。

ちょっと失礼して顔を見せてもらいました。

透けるような美しさ。イカリソウという名前は、花の形が和船の錨(いかり)に似ているかららしい。

名前、覚えられる気がする。

「ショウジョウバカマ」

この名前を覚える自信はない

で、きっとこれは熊のしわざなのでしょう。

容赦なしの爪あと。

高さ2mくらいまで爪痕らしきがあり、さすがに怖くなりました。

「背中を見せたら負けよ。逃げたら追ってくるから、みんなで手をつないで大きく見せようね」なんて、それらしく模範行動を共有しましたが、実は足が遅い自分だけをおいて行かないでという気持ち、ただそれだけでした。

そんな魂胆バレバレでした。さすが小学校からのお付き合い。いまさら隠すことなど何もない。

そうこうしているうち、那智の滝に到着。

結構歩いたつもりでも、神社から700mなのに30分以上かかっていました。進んだとは言い難いところ。

この木漏れ日がいいんですよね、山は。

天然物の迷彩柄。

こういう、ちょっとした発見が楽しいのです。

木を見たり、花の写真を撮ったり、触ったりして、なかなか進まないのは自分のせいでした。

視界が開けたころ、先に白いものが見えます。

まさか・・・まさか・・・元気を取り戻し、疲れを忘れ、小走りもいける50歳。

雪あるじゃん!!

ひゃっほーい。

たまらーん。

雪が汚かろうが、服が濡れようが、そんなんどうでもいい。

大の字になって全身で感じたいのは、雪がない土地に育った者にとっては致し方なし。憧れです。

写真見て気づきましたが、手袋ほっぽりだしていますね。喜びがあふれ出てる。笑

せっかくなので、小6の時の担任にビデオメッセージを送ろうと、動画を撮りました。送信。

テンション上げすぎて、先生はノリについてこられなかったのか、3週間経ちますがいまだに返事がない。

やっほー、先生~!おーい、おーい。

残雪の厚みは15㎝くらいあるようでした。

そっかー、安全な山歩き+雪 という最高に贅沢なタイミングで来れたんですね。

これもイザナミのおかげかな。あんがとさん。

雪を後に、頂上を目指します。

頂上付近に、座るのに適した場所をみつけましたが、看板見てください。

「方位石の下、マムシ注意!」 

これだけハッキリ書くのだから、いるんだろうな、この下に。

でも、どうせなら、もうちょっと近くに看板立てたらいいのに、微妙に離れたこの距離感はなんなのでしょう。

設置する人もマムシに怯えながらトンカントンカンやったような様子も想像できなくはない。

明日は下山の報告でしゅ