SAKAKIHARA

四つ手網(よつであみ)~最高の遊び~

神辺(備後)のあれこれ

岡山県児島湾に伝わるローカルな漁【四つ手網】。

児島湾沿い約2キロにわたって、20軒の小屋が並びます。

児島湾で四つ手網漁がシーズン 岡山で田舎暮らし

海に張り出した小屋には大きな四角い網が吊り下げられています。これを【四つ手網】といって、夜になったら海に沈めて、電灯に集まってきた魚を獲ります。

小屋の中では獲れたての魚を調理して、その魚をいただきながら一晩中楽しむことができるんです。

今回お借りしたのは「近藤さん」という方の小屋で定員は12名でした。各部屋とも相場は8000円から12000円/1棟ですので、リーズナブルですね。

利用時間は17時から翌朝8時までですが、さすが地元の漁師さん、細かいことはこだわりません。「カギは開けておくけぇ、2時でも3時でも早う入って使っちゃったらええですよ。」という嬉しいお言葉。

小屋の前には屋根つきのBBQ場もあり、夜はここでBBQをしました。

部屋の中の様子です。決してキレイではありません。旅館やホテルのように、清掃に手が回っているわけではなく、「行ったときよりもキレイにして帰る」という日本人の美徳に全て任されています。

外出自粛だったこともあり、しばらく使われていなかったようで、まず掃除を簡単に済ませました。掃除機やほうきもそろっていましたよ。

そしてガスコンロも設置されていました(この部屋のコンロは油が飛び散り、掃除も不可能な状態)。そしてつい気になるのは、どこのガス会社のボンベが設置されているかということです。こういうところは、多分ガス屋あるあるです。笑

ひと段落したので網を海に下ろしてみます。昇降はすべて電動。ボタンを押すと、ゴーという音を響かせながら網が下りていきます。子どもたちは待ちきれなくて、網を下ろしたらすぐに引き上げてしまいました。

そして・・「魚がかかった!」という声で全員、窓際にかけよりました。確かにかかっています。小魚が1匹。

名前も分からない、小さな細い魚。

この1匹を8人でどうやって分けるか・・・結論を出しづらい難問を前に、ずいぶんと盛り上がりました。笑

夜の電灯に集まってくる魚を獲る漁なのに、子ども達は気にもしていません。すかさず網を沈め、またすぐに引き揚げました。

今度は大漁です!!

上がってきたのは岡山名産の「ママカリ」のようです。

たまたま群れをなして泳いでいたのでしょうか。ずいぶん小ぶりですが、50から70匹くらいが上がってきました。

こうなると大人も子どもも大興奮です。今日は楽しい一日になりそうな予感がする♪

頭とはらを落として三杯酢に漬けました。鮮度は抜群で、こぶりなママカリだったことが幸いし、BBQの時間にはなんとか美味しく食べることができました。他にもアヒージョや、塩焼き、天ぷらなど、自分好みで調理します。

小屋の横ではこどもたちが釣りを楽しんでいます。防波堤から友達を見守る姿だって絵になります。結局、何も釣れなかったんですけど、安全を確保しつつ、それぞれの楽しみを求める時間は、今の時代にはなかなか貴重な体験でした。

夜は四つ手網のクライマックスです。やわらかい灯りがなんともいえないおだやかな雰囲気です。

こちらは昼間の小屋。見た目も夜がダントツいいですね。

ただ・・・私たちがお借りしたこの小屋、夜になってGキブリが数匹でました。Gが苦手な方は、お問い合わせのとき、小屋はキレイなのか、そのあたりのことも一緒に聞いてみることをオススメします。私はGが大嫌いなので、車で寝ることになりましたから。泣

そして朝、もう調理はしませんが、網をあげてみました。写真では見えにくいけど、魚と一緒に「あみえび」がたくさん獲れています。

エイも獲れましたよ。といっても赤ちゃんなので、手のひらほどの大きさです。珍しいし、かわいいし、初めてのエイにすっかり魅せられました。他にも食べない魚は、すぐ海へ戻してやります。

四つ手網の記憶、何十年後も忘れることはなさそうです。

※小屋にはエアコンや調理器具もついています。簡易シャワー、トイレ、布団などが整っている小屋もあるそうです。予約の際には、細かいことまで問い合わせることをオススメします。

ガス衣類乾燥機・プロパンガスのことなら福山市神辺町の榊原商店まで。【四つ手網】のことなら。岡山県九蟠漁業協同組合086-948-2073まで。